Vtuber事業を新規に立ち上げる時にやりがちなミス
この記事について
はじめまして、TUTVLAB. の代表をしているめぶです。
あ、TUTVLAB.の公式ツイッターがあるので是非フォローしてあげて下さい。(唐突)
この記事はTUT 平成最後のTwitterしかやってません Advent Calendar 2018 17日目の記事です。 現在17日の10時です(死)
他にもやばい記事が多いので気になった方は読みましょう。
はじめに
どんなことを書こうかと思っていましたが、まぁ肩書もTUTVLAB.代表ですのでVtuber関連の事を書こうと思います。
先述した通り私は現在、大学のサークルとしてV関連に関わりを持とうとしています。
しかし、実は今年のはじめ頃に、V関連の事業を軸に起業を行おうとしていました。 結局資金集めの目処が立たずに頓挫しましたが。
その時に知り合った企業の方や調べたことなどを軸に、今回は「Vtuber事業を新規に立ち上げる時にやりがちなミス」をテーマに書こうと思います。
簡単に短く纏めました。
1 現在主流のVtuber事業に関わる2種類の方法
1つ目が企業がキャラクターを保持するタイプ。 このタイプは皆さんも想像しやすいと思います。 企業所属で企業が運営するタイプです。 現在のトップVtuberは基本このスタイルで運営しているキャラクターが多い傾向があります。
ユーザーローカルさんのランキングを見てもらえればわかると思います。
ミライアカリやキズナアイなんかを想像してもらえれば分かりやすいかも。
2つ目は企業がVtuberをタレントのように雇うタイプ。 このタイプは想像しづらいのではないでしょうか。 Vtuber業界でこのスタイルを取っている企業はまだ少ないです。
例を出すと、Upd8やENTUMが挙げられます。 個人で活動しているVtuberをスカウトして、活動をサポートするというスタイルをとるタイプです。
2 企業がキャラクターを保持するタイプの運営のメリットデメリット
1つ目の企業がキャラクターを保持するタイプ。 このタイプが持つメリットは、なんと言っても自社でIPが持てることです。
会社で権利を持てるので、人気になった時に大きな利益が期待できます。 キャラクターの方針も企業で決められる為、舵取りがしやすく、IP財産として運用しやすいです。
では、デメリットです。 デメリットとしては、コストがかかる事が挙げられます。 これは最大のデメリットとして挙げられるでしょう。
3Dでやる場合、モーションキャプチャー用の機器、魂・スタッフの人件費等、が掛かります。 モーションキャプチャー機器は、高性能なものになると数百万というのも珍しくないため、新規事業を上げるには大きな投資になります。
そして、余り多くのVtuberを抱え込むことが出来ません。 個人的な感覚としては、5人が限界だと感じています。 利益は度外視ですが。
3 企業がVtuberをタレントのように雇うタイプのメリットデメリット
2つ目の企業がVtuberをタレントのように雇うタイプ。 このタイプのメリットは、コストが比較的少ないことです。 事業内容としても、個人勢Vtuberを雇い、仕事を仲介するというのが主になります。
元々、Vtuberを個人でやっている人物は、機材が個人で完結しているため、会社が機器を負担する必要がありません。
また、比較的多くのVtuberを安全に抱え込むことが出来ます。
デメリットは、自社のIP資源を持てないという点です。 ブランドイメージという点で考えれば、かなりの痛手になります。
4 新規事業立ち上げ時によくやる失敗
さて、Vtuber事業を立ち上げようとしている企業はまだまだ多くあります。 しかし、大体失敗します。 もちろん利益が出ないからです。
Vtuber事業を新規に立ち上げる時、大半の会社は企業がキャラクターを保持するタイプを選択します。 しかも多数キャラクター。 理由は、事業としてイメージがしやすくブランドイメージが確保できるからです。
しかし、Vtuberは全くお金になりません。 今、界隈が急成長中というのはあります。 しかし、余りにもYouTubeが新規から利益を出すことに向いていません。
最近はスーパーチャットなどがあり、改善されてきてはいますが、それでも利益を出すのは難しいです。 これでもVtuber界のチャンネル登録者数の推移は、一般のYoutuberに比べインフレ気味というのが現実ですから、辛い業界ですね。
よくある例は、
事業立ち上げ → 複数キャラクターの運用 → 数ヶ月の赤字 → 数人のキャラクターの首切り → ブランドイメージの低下 → 終了
こんな感じでしょうか。 一度運用し始めたVtuberの首を切る行為は、想像以上にブランドイメージを低下させます。 ファンはVtuberを今までの二次元キャラクターと同じようには見ていません。無意識のうちにです。(ここらへんの話もいずれやりたいですね)
5 私的な理想的事業形態
新規で事業を立ち上げるのであれば、企業がVtuberをタレントのように雇うタイプが事業として長続きします。
しかし、大手企業を見てもらえば分かる通り、この2つのタイプを掛け持ちすることが多くあります。 いずれは2つのタイプを掛け持ちしていくのが、良いでしょう。
ちなみに私は企業がキャラクターを保持するタイプを行いながら、VRイベント事業を行おうとしていました。 clusterとVキャストを合わせて2で割った感じのやつです。 軸はVRイベント事業にしていく予定でした。
このように基幹事業を分けるのも1つの手だと思います。 まぁ、キャラクター運営はしばらく赤字ですけど。
6 うんち
今回かなり怪文章になってしまいましてね。 反省しております。 書くこと纏めてから書けば良かったなと後悔。 まぁ、もう時間もないんで書き直しませんけど()
今回はそれなりにVtuberに関連することなので、サークル公式サイトに投稿しようと思いましたが、まだ準備が整っていなくて仕方なくはてブロへ。 公開されたらそっちに移動させます。